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患者さん用クリニカルパス
スペーサー
地域がん診療連携拠点病院

当院稼動病床537床のうち、呼吸器センターが約140床を担っている。 当センターは、地域における呼吸器疾患診療の中心的施設であり、 内科的疾患、外科的疾患とも極めて多くの症例を有する。呼吸器外科のスタッフは、外科的疾患のみならず内科的疾患も含めて、 広く呼吸器疾患全般の診療を行っている。

2006年の年間手術件数は、243例で、主な内訳は下記の通りである。

  肺 癌
94例
  嚢胞性疾患(自然気胸、ブラなど)
76例
  縦隔腫瘍
15例
  炎症性疾患(膿胸、肺化膿症など)
13例
  転移性肺腫瘍
7例
  胸壁腫瘍
4例
  肺良性腫瘍
3例
  その他
31例

肺癌手術は、毎年100例前後であり、これは近畿圏のみならず全国的にも有数の症例数である。


2006年の主な疾患別の入院患者数(重複を含む)は、

  肺 癌
741例
  COPD
125例
  肺 炎
133例
  気 胸
117例
  間質性肺炎
48例
  慢性呼吸不全悪化
23例
  肺結核
34例
  気管支喘息重積発作
27例
  胸膜炎
10例

その他、稀少疾患を含めて多数、多彩な症例を診療している。

関連学会の施設認定は以下の通りである。

  • 日本呼吸器外科学会専門医制度認定施設
  • 日本胸部外科学会認定医認定制度指定施設
  • 日本呼吸器学会認定医制度認定施設
  • 日本呼吸器内視鏡学会気管支鏡専門医認定施設

呼吸器(上気道、気管、気管支、肺、胸膜、縦隔、胸壁、横隔膜)疾患全般の病態、診断ならびに治療に関する基本的知識と技術を習得すること。併せて手術適応、手術手技について習得すること

  1. 入院・外来患者の病歴・現症
    職業歴、既往歴、家族歴などの患者の過去・現在の生活環境、喫煙歴などを正確に把握
  2. 理学的所見
    理学的所見(聴打診・視触診など)の正確な把握と診断のための思考法
  1. 画像診断:胸部X線写真、X線透視、胸部CT、胸部MRI、PET
  2. 血液、血清検査:各種検査成績の分析と診断
  3. ツベルクリン反応
  4. 喀痰検査:一般細菌、細胞診、真菌、抗酸菌検査(塗抹、培養、PCR)
  5. 動脈血ガス分析
  6. 呼吸機能検査:スパイロメーター
  7. 気管支鏡検査:正常所見の理解と各種異常所見の把握、診断手技(擦過細胞診、気管支内洗浄、気管支肺胞洗浄、経気管支肺生検など)
  8. 胸腔穿刺・胸水採取
  9. 経皮的針生検、CTガイド下針生検
  10. 胸部血管造影検査(肺血管造影、大動脈・気管支動脈造影)
  11. RI検査(肺血流、肺換気、骨、ガリウムなど)
  1. 肺癌患者に対する治療方針の決定
    手術適応、化学療法の適応と使用方法、放射線治療の適応。気管支動脈内抗癌剤注入療法(BAI)など集学的治療。
  2. 呼吸器感染症患者に対する抗生物質の適切な投与
  3. 気管支喘息患者の治療・管理
  4. 慢性閉塞性肺疾患(COPD)に対する治療・管理
  5. 慢性呼吸不全患者の管理、治療(酸素療法、在宅酸素療法、NIPPV、気管切開下の呼吸管理)
  6. 慢性呼吸不全・COPD急性増悪に対する呼吸管理(NIPPV、気管内挿管)
  7. 結核患者の治療・管理
  8. 胸膜炎、膿胸(結核性、非結核性)患者の治療
  9. その他、比較的まれな呼吸器疾患
  10. 末期治療:主として末期肺癌患者に対する疼痛対策、苦痛対策、心理的ケア
  1. 胸腔ドレナージ、胸膜癒着術
  2. 気管支鏡検査・気管支鏡下吸痰
  3. 気道内処置としての気管支鏡(LASER 照射、気道内異物除去など)
  4. 気道狭窄に対する気道内ステント留置術
  5. 心肺蘇生術(気管内挿管、カウンターショック、心臓マッサージなど)
  6. 呼吸理学療法
  1. 術前・術中・術後管理の習得
    ・気管内挿管
    ・全身麻酔、脊椎麻酔
    ・レスピレーターによる機械呼吸の管理
    ・呼吸・循環管理
    ・一般輸液、高カロリー輸液
    ・気管支鏡下吸痰
    ・呼吸理学療法
  2. 基本的手術手技の習得
    ・鎖骨上窩リンパ節・頚部リンパ節生検
    ・気管切開
    ・縦隔鏡検査
    ・開胸肺生検・胸膜生検
    ・自然気胸に対する胸腔鏡下手術
    ・基本的開胸・閉胸操作(後側方切開、前方腋窩切開、腋窩切開、胸骨正中切開)
  3. 呼吸器外科手術における術者あるいは助手としての経験
    肺切除術(肺部分切除術、肺葉切除術、肺区域切除術、肺全摘術、気管・気管支形成術、ブラ切除術、肺縫縮術など)、リンパ節郭清術、縦隔腫瘍摘出術、胸郭成形術、胸壁腫瘍摘出術、漏斗胸手術、膿胸手術、肺剥皮術、胸腔鏡下手術など
  1. 3年間の専攻医期間中に、呼吸器外科専門医認定基準に従い、専門医認定資格を満たす手術症例数を経験することを目標とする。
  2. 呼吸器外科専門医、日本呼吸器内視鏡学会気管支鏡専門医の取得を目指す。
  3. 週間スケジュール
 
 
※1 BAI(気管支動脈内抗癌剤注入療法)
TOP臨床研修呼吸器センター外科(後期 臨床研修プログラム)
   
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