当院は京都府西部から北部の地域中核病院であり、整形外科は関節、脊椎の変性疾患から新鮮外傷、骨折に至るまで四肢、脊椎の幅広い範囲を網羅している。特に、股、膝を中心とした関節外科では、国内外の高度専門施設で研修を受けた指導医による最先端の指導を受けることが可能である。
当研修プログラムは、整形外科全般にわたる幅広い臨床経験を獲得することを目的とし、3年間で“整形外科専門医の養成”を達成することを狙いとしている。原則としては、整形外科を中心とした研修であり、関節外科が中心であるが、脊椎外科、ならびに骨折等の外傷学の研修も行なう。
当院整形外科は40年以上の実績があり、初期には頚椎手術法にその名を留める“桐田法”を開発するなど、脊椎外科のパイオニア的存在であった。最近は人工股関節置換術、臼蓋回転骨切り術など関節外科の症例が多く集まり、世界最高水準の手術を行っている。その良好な治療成績を国内外の研究会、学会に多数発表している。
研修修了時には“日本整形外科学会の専門医試験合格の能力に達すること”が要求される。
研修で得た知識や新しい知見を整理し深めるため、指導医とともに学会発表や論文投稿に積極的に取り組む。国内の研究会、学会を手始めに、専門学会及び海外での学会発表を目標とする。
整形外科専門医に必要な研修期間は6年であるが、そのうちの3年間に充当できる。 まず、臨床医としての基本的知識、技術及び態度を学ぶために、指導医によるマン・ツー・マン指導のもとに 外来、病棟勤務にあたる。経験年数、能力に応じて、段階的に執刀手術の難易度や責任範囲を広げていき、 修了時にはあらゆる骨折手術、関節鏡視下手術、人工骨頭置換術、簡単な脊椎手術が指導医の監督下で 執刀できるようにする。