心臓血管センター・内科

診療科の特色

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心血管疾患は動脈硬化から生じる狭心症や心筋梗塞をはじめとし、心臓弁膜症・不整脈・変性疾患など多岐にわたります。近年は高齢化に伴い、これらを合併し心不全で発症することも少なくありません。

動脈はすべての臓器に血液を供給することで栄養と酸素を与えています。動脈の閉塞や破裂で血液供給が途絶すると臓器障害を生じます。心臓に血液を供給している冠動脈は、動脈硬化による狭小化が生じると心筋血流の低下による胸の圧迫感・痛み、左腕のしびれ、奥歯から喉の違和感など多様な狭心症状が出現します。また、冠動脈血流が急性閉塞により突然途絶えると心筋梗塞を生じます。急性心筋梗塞の死亡率は30%といわれており、緊急治療が必要な疾患の1つです。末梢血管の病気では、足の筋肉に血液を供給している動脈が狭小化すると、運動や歩行時の下肢の倦怠感・疼痛といった跛行症状が出現します。さらに重症化すると安静時疼痛や潰瘍形成(傷ができること)を来し、早急な血流改善治療を行わなければ下肢切断を余儀なくされることもあります。これらの冠動脈や下肢動脈の血流改善を目的とした”カテーテル治療”があります。

 

不整脈科について

不整脈の診断・治療は一般的に難解なものと思われがちです。それは、不整脈が発作的に出現し、通常の心電図検査だけでは見逃されてしまうことがあるからです。しかし、不整脈も他の診療と同じく、まず患者さんのお話を注意深く伺うことが第一歩です。

当センターでは2004年8月から不整脈専門部門を設け、診療にあたっています。十分な問診に始まり、心電図検査・24時間ホルター心電図検査・各種画像診断を行い、必要に応じてより専門性の高い電気生理学的検査などを行いより正確な診断に努めています。また専門的治療としてカテーテルアブレーション・植え込み式ペースメーカ治療・植え込み式除細動器・ペーシングによる心不全治療などを行っています。近年、カテーテルアブレーション治療の頻度が増加している不整脈である心房細動に対して、新規抗凝固薬の開発により安全で有効な薬物治療が可能となりました。また、新しいアブレーション機器(クライオバルーン)を用いることで、治療時間も短縮されよりより治療の提供が可能となっています。

日頃悩んでおられること、疑問に感じておられることでも結構です。いつでも御相談ください。

 

我々は、心臓血管疾患、不整脈、心不全などのすべての心臓病の患者さんに、妥協のない最善の治療を提供することを目指しています。

診療内容

  • 胸痛
  • 胸部圧迫感
  • 動悸
  • 歩行時の下肢痛
  • 背部痛、腰痛
  • 労作時の呼吸困難
  • 失神

教育認定・学会等認定施設

日本循環器学会
循環器専門医研修施設
日本心血管インターベンション治療学会
認定研修施設
日本不整脈学会
認定不整脈専門医研修施設
植込み型除細動器治療認定施設
ペーシングによる心不全治療認定施設

スタッフ

医師名 役職 担当・専門分野 資格など
中村 茂
  • 副院長
  • 所長
  • 心臓・血管カテーテル治療
  • ペースメーカー
  • ICD(植込み型除細動器)
  • 内科認定医
  • 循環器専門医
  • 日本心血管インターベーション治療学会認定医・専門医
  • 心臓リハビリテーション指導士
  • 植込み型除細動器(ICD)治療医
  • ペーシングによる心不全治療(CRT)医
小林 智子
  • 部長
  • 心臓・血管カテーテル治療
  • ペースメーカー
  • 内科認定医
  • 循環器専門医
  • 日本心血管インターベンション治療学会認定医・専門医
  • 植込み型除細動器(ICD)治療医
  • ペーシングによる心不全治療(CRT)医
舩津 篤史
  • 副部長
  • 心臓・血管カテーテル治療
  • 静脈疾患
  • 心臓病一般
  • 内科認定医
  • 循環器専門医
  • 日本心血管インターベーション治療学会認定医・専門医
溝渕 正寛
  • 副部長
  • 不整脈
  • カテーテルアブレーション
  • ペースメーカー
  • ICD(植込み型除細動器)
  • 内科認定医
  • 総合内科専門医
  • 循環器専門医
  • 日本不整脈学会不整脈専門医
  • 植込み型除細動器(ICD)治療医
  • ペーシングによる心不全治療(CRT)医
髙橋 智紀
  • 医員
  • 心臓病一般
  • 内科認定医
永井 泰斗
  • 専攻医
  • 心臓病一般
  • 内科認定医
岩﨑 義弘
  • 専攻医
  • 心臓病一般
  • 内科認定医
平野 正二郎
  • 専攻医
  • 心臓病一般

症例

当センターは全身の動脈硬化性疾患に対するカテーテル治療と不整脈のカテーテル治療を中心としているが、心筋症・心筋炎・弁膜症・肺塞栓症・深部静脈血栓症など、多岐にわたっている。

入院総数 39,885件
心臓カテーテル検査
(日帰りカテーテル検査を含む)
24,981件
冠動脈インターベンション 10,459件
末梢血管インターベンション 4,220件
電気生理検査 983件
カテーテルアブレーション 1,070件
永久ペースメーカー 787件
植え込み型除細動器(ICD) 156件
両室ペーシング(CRT-P) 50件
両室ペーシング機能付
植え込み型除細動器(CRT-D)
98件

(1998年1月より2017年3月)

医療設備

●集中治療室10床 ●一般病床56床 ●日帰りカテーテル7床
●心臓血管カテーテル専用検査室3室 ●経皮的心肺補助装置2台 ●大動脈内バルーンポンプ4台
●血管内超音波5台 ●冠動脈内圧測定装置5台 ●64列冠動脈CT装置
●光干渉断層法装置2台