腎臓内科

診療科の特色

腎臓は、約70%程度の機能が失われるまで症状が現れないことが多く、沈黙の臓器と言われています。当院の腎臓内科では、蛋白尿や血尿を検診で指摘されたという症状のない患者さんから血液透析のような腎代替療法を必要とする腎不全の患者さんまで腎臓病に関係したあらゆる病態に対応しています。不可逆的な腎機能の進行がみられた患者さんに対しては、慢性腎不全に陥った場合の療法選択を説明しライフスタイルにあった治療を適宜提案させていただきます。

地域医療にご尽力いただいております近隣・周辺の医療機関とも連携をとりながら患者さんの診療にあたります。また、院内では様々な職種のスタッフと一致協力し、チームとして患者さんの病気に立ち向かっていきます。

 

平成27年から始めた腎臓病教室は、昨年秋に第2回目を開催し京都桂高校園芸科の学生さんに京都伝統野菜の魅力と継承の難しさをお話しいただき、糖尿病や、腎臓病を持つ患者さんに必要な食物繊維について、食物繊維が豊富な九条ネギを例に講義していただきました。平成29年度は、栄養科と病院食の最適化に関してコラボレーションを計画しています。

また、平成29年度は、早期に高度蛋白尿が出現した糖尿病性腎症に対するLDLアフェレシス治療の効果に関する多施設臨床研究(LICENSE研究)に参加します。さまざまな治療のエビデンスを蓄積するためにできることから始めたいと考えています。

お気軽に、お問合せください。

 

腎臓内科外来へ御紹介いただく指標として、日本腎臓学会の慢性腎臓病(CKD)診療ガイドラインを参考にしています(下図)。

 

 

診療内容

① 血尿・蛋白尿の精密検査

② 糸球体腎炎・ネフローゼ症候群など腎疾患全般の検査、治療

腎生検で得られた組織により腎臓病の原因検索を行い、病勢や腎機能の回復の可能性などについて評価をします

 

③ 高血圧、糖尿病、膠原病などの腎障害をもたらしうる全身疾患の治療

④ 保存期CKD(透析に至っていない腎機能低下の患者さん)の透析導入予防指導

⑤腎代替療法を必要とする慢性腎不全の治療(血液浄化療法、腹膜透析、腎移植)<血液浄化センター ホームページへ

⑥血液透析を選択された患者さんのシャント手術

⑦自己免疫性疾患を持つ患者さまへの免疫吸着などアフェレシス併診

 

外来担当医表

  月曜日 火曜日 水曜日 木曜日 金曜日 土曜日
午前 鈴木 山地 宮田 迫田 岩谷 PD
午後 鈴木 山地 宮田 × PD ×

スタッフ

医師名 役職 担当・専門分野 資格など
宮田 仁美
  • 部長
  • ネフローゼ症候群
    腎炎
    急性腎不全
    高血圧
  • 慢性腎臓病
    血液・腹膜透析
    血液浄化療法
  • 腎移植
    腎外臓器移植後腎障害
  • 日本内科学会(専門医)
    日本腎臓学会(指導医)
  • 日本透析医学会(指導医)
    日本アフェレシス学会(認定医)
  • 日本臨床腎移植学会(認定医)
    日本移植学会(認定医)
鈴木 康紀
  • 副部長
  • ネフローゼ症候群
    腎炎
    急性腎不全
    高血圧
  • 慢性腎臓病
    血液・腹膜透析
    血液浄化療法
  • 日本内科学会(専門医)
  • 日本腎臓学会(専門医)
  • 日本透析医学会(専門医)
山地 秀平
  • 副医長
  • シャント造設術
    ネフローゼ症候群
    腎炎
    急性腎不全
    高血圧
  • 慢性腎臓病
    血液・腹膜透析
    血液浄化療法
  • 日本内科学会(認定医)
  • 日本腎臓学会(専門医)
  • 日本透析医学会(専門医)
  • 日本プライマリ学会(認定医)
迫田 和典
  • 専攻医
  • ネフローゼ症候群
    腎炎
    急性腎不全
    高血圧
  • 慢性腎臓病
    血液・腹膜透析
    血液浄化療法
  • 日本医師会認定産業医
岩谷 裕史
  • 専攻医

症例

平成27年度

入院病床 15床

維持血液透析患者 50名

腹膜透析患者 13名(ハイブリット含む)

腎生検 45件

シャント手術件数 53件(人工血管含む)

医療設備

透析センター

●集団透析器22台(内on-line
血液ろ過透析器2台)
●個人透析器4台 ●緩徐持続式血液透析器5台
●血液浄化機2台 ● 腹膜透析用接続器(バクスター、JMS社)  

腎臓内科

●超音波器(HITACHIN Noblus)1台 ●暗室不要蛍光顕微鏡(キーエンスBZ-X710)1台 ●体液成分分析装置 (InBodyS10)