院長あいさつ

院長就任あいさつと平成28年度を迎えて

wakazono

4月より院長に就任しました若園𠮷裕と申します。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

 さて京都桂病院の歴史を振り返りますと昭和12年に結核療養所として創設された松尾病院と、同じく結核療養所であった京都厚生園が昭和23年に合併して当時国民病として多数の患者さんが罹患していた結核を治療する結核療養所としての運営を行っておりました。昭和39年に地域の要望に応えるかたちで病院の方向性を修正し、総合病院として京都厚生園から京都桂病院と名称を変更しました。その後、各診療科が設置され、呼吸器センター、消化管センター、心臓血管センターを核として現在の陣容となっております。その間一貫しておりますことは、質の高い医療を患者さんに提供したいと考えてきたことだと自負しております。その目標に向かって医師、看護師をはじめそれぞれの医療従事者が自己研鑽を積み、患者さんを中心に据えて、力を合わせて医療を提供してきました。これらの伝統を守りながら今後の超高齢化社会に対応できるように社会や地域のニーズに応え柔軟に変革も行いながら運営してゆきたいと考えております。

 日本は少子高齢化社会に突入し、65歳以上の人口が2040年までは増え続け、特に75歳以上の人口は2055年まで減少することなく増加する事実を受けて、本年度の行動方針は「医療体制の再構築」としました。本院が地域における高度急性期・急性期を担当させていただくことは変わりありませんが、高齢化により、疾病構造、治療方針などが変化し病院機能も変化してゆくことが必要となります。従来の治療に加えこの行動方針を実現するために新棟の建築を考えており、本年度より着工する予定です。それらのハード面も整備し、目標である「一番大切な人を受診させたい病院になる。治療を受けてよかった、治療を受けたい病院になる。働いてよかった、働きたい病院になる」を実現できることをめざしてゆきたいと思います。