
京都桂病院は、平成18年6月1日から厚生労働省の指定を受け「DPC(包括評価方式)」という医療費制度で入院医療費の請求を行なっています。
「DPC(包括評価方式)」とは、旧来の診療行為ごとに治療費を合計して入院費を計算する方法(出来高方式)と違い、入院される患者さんの病名や病状などをもとに手術や処置の内容に応じて、厚生労働省が定めた分類(診断群分類)ごとの1日当たりの定額(投薬、注射、処置、入院料等)と出来高(手術、リハビリ等)を組み合わせる計算方法をいい、以下のような仕組みになります。

(※)「医療機関別係数」とは、病院の機能に応じて病院ごとに定められる一定の係数です。この医療機関別係数により同じ診断、治療でも病院によって医療費の総額が異なりますのでご留意ください。
不明な点は入院会計窓口へお問い合わせください。
| Q1 | すべての入院患者さんがこの制度の適用となるのですか? |
|---|---|
| A1 | 主治医が入院患者さんの病名や診療内容によって診断群分類のいずれかに該当すると判断した場合にDPCで医療費を計算します。病名が診断群分類のいずれにも該当しない場合や下記のような場合には、従来の計算方式(出来高方式)となります。
|
| Q2 | 診断群分類とは? |
| A2 | 診断群分類とは約500種類の主要な疾患(病気)を基本として手術、処置、副傷病名の有無などによりさらに1,800種類以上に分類したものです。 |
| Q3 | DPCの対象となる病気でも出来高方式で計算してもらえますか? |
| A3 | 厚生労働省の定めにより、DPCの対象となる病気は出来高方式での計算が出来ません。 |
| Q4 | 今まで通りの治療を受けられなくなることがありますか? |
| A4 | 医療の必要性がある限り、医師は医学上の診断に基いて診療を行います。 DPC制度では病名毎に診療費が決まっていますので、不要・過剰な検査や投薬等は行わずに質の高い医療を行うようになります。従いまして、入院中に患者さんから「入院したついでに、以前より○○の調子が悪いので○○検査をお願いします。」とのお申し出があった場合は、医学的に緊急を要しなければ、退院翌日以降の検査等をお願いすることがあります。 例)肺炎の治療のための入院中にその他の疾患が見つかった場合、緊急性を要しない疾患であれば、一旦肺炎の治療を終え退院していただいた翌日以降に、外来もしくは再入院での検査・治療をお願いすることがあります。 |
| Q5 | DPCになると入院医療費は高くなるの?安くなるの? |
| A5 | DPCでは入院している間の病名や行った手術等によって、1日当たりの金額が決まります。 従って従来の計算方法と比べて、同じ内容の診療でも、高くなる場合もあれば、安くなる場合もあります。 |
| Q6 | 医療費の支払い方法はどうかわりますか? |
| A6 | 従来どおり、月ごとの支払い(退院の時は退院時)です。 |
| Q7 | 入院途中で病名、診療科が変わった場合の入院医療費はどうなりますか? |
| A7 | 入院当初の病名から、入院後の治療や検査等で病名が変わった場合は、病名が変わった時点で入院日に遡って、確定した病名による診断群分類で医療費の計算をやり直します。 入院中に月が変わり、病名が変更になった場合は、前月分の医療費の差額を退院時に過不足調整させていただきますので、予めご了承願います。 入院中に診療科が変わった場合や、複数の病気治療のために入院されていても、入院期間中に最も集中的に治療を行った病名の診断群分類で計算を行います。 |
| Q8 | 高額医療費の取扱いはどうなりますか? |
| A8 | 高額医療費制度の取扱いに関しては、これまでと変わりません。 高額療養費を見越した自己負担限度額のみの支払いで済む高額療養費の現物給付制度も従来どおりご利用いただけます。限度額適用認定証をお持ちの方は、入院時にご提示してください。 |
| Q9 | 今飲んでいるお薬はどうするの? |
| A9 | 現在、当院または他の病院のお薬を服用されている患者さんは、入院される際、服用しておられる全てのお薬をご持参ください。医療の安全を守るため、薬剤師が重複処方がないかどうか等確認させていただきます。 |
| Q10 | 特定疾患(公費)を持っていますが、その時の支払いは? |
| A10 | 特定疾患(公費)の病名が入院の主たる治療目的である場合は、包括評価になっても公費適用になります。 |
本ページにありますように、DPCは包括金額が設定され、この金額の中に入院基本料・投薬・検査等が含まれて計算されるものです。この包括金額は、患者さんの入院中の治療における1つの主な疾病に対して設定されているものです。従いまして、入院中はその主な疾病の治療に専念させていただきます。入院中の外来受診(他科)につきましては、緊急性がある場合等を除き、退院翌日以降に受診していただきたくご理解のほどお願い申し上げます。
当院または他の病院でのお薬を服薬中の方は、お手数ですが薬剤指導管理上必要となりますので、入院の際には現在服薬中のお薬を全てご持参下さい。なお、お薬が足りないと思われる場合は、かかりつけ医と相談の上、入院までに処方していただくようお願いいたします。