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消化器センター開設10周年を機に、平成14年12月、総面積1000m2超、診断・治療用内視鏡ブース全10室に及ぶ消化器内視鏡・超音波センターを立ち上げました。これにより、ゆったりとしたスペースで短時間に多人数の患者さんの胃カメラや大腸ファイバー検査が可能となり、検査の予約待ちもほぼ解消されました。特に医師の経験度合いによる苦痛の差の大きい大腸ファイバー検査においては、当センター独自の教育システムで熟練内視鏡医を多数育成し、「楽な検査」というご評価を頂いています。
胃・十二指腸潰瘍や食道静脈瘤破裂に伴う消化管出血に対しては、24時間即応体制をとっており、手術となることはまずありません。
早期がん(胃がん、食道がん、大腸がん)に関しては発見率の向上、地域の診療所・医院の先生方からのご紹介の増加により、ますます積極的な内視鏡治療を展開しています。特に早期胃がん、早期食道がんについては、当センター独自の手法である内視鏡的吸引粘膜切除法(EAM)を用いて優れた成績を挙げており、全国レベルにおいても高い評価を得ています。
進行した消化器がんの患者さんにつきましては、消化器センターの特徴である内科と外科の綿密な連携のもと、最も有効な医療が提供出来るように常に取り組んでいます。個々の患者さんの病状からがんの時期を評価します。がんの治癒する治癒期であれば手術や放射線など積極的な治療を提供します。不幸にして治癒不可能ながんをお持ちの患者さんでも、治療により生活レベルの向上が見込める緩和期であれば、抗癌剤等の治療により生活の質(QOL)の高い状態での延命を図ります。がんに対する治療によりかえって患者さんに苦痛のみを与える終末期と判断した場合には、痛みを取り除くなどのホスピスで行われている緩和療法を積極的に行うようにしています。 |