
◇◆◇◆当院で人工関節を受けられる方のリハビリテーション◇◆◇◆
■当院のリハビリの特徴
- 当院は人工股関節・膝関節の手術後3週間までの退院を目標としています。
- 手術後の痛みや筋力低下によっておこる動作能力低下に対し、筋力強化などの基本的なトレーニングに加え、動作指導や家屋の改造について、時期に沿ったきめ細かな指導を進めていきます。
- 手術後早期より、質の高い生活を送っていただくために、入院中はもちろん外来まで一貫したリハビリテーションプログラムを行っていきます。
- 当院の人工関節チームはスタッフ間の連携に力を入れています。理学療法士が手術手技を理解することで、目には見えない傷の中の状況を把握し、早期からの安全な荷重、状態にあわせた安全なリハビリを提供しています。
- 機能改善のみに着目したリハビリではなく、対話を通じて動作をしっかり理解し、なるべくスムーズな日常生活への復帰をサポートいたします。
■リハビリの流れ
手術前
- 手術の1ヶ月前より外来にて術前リハビリを実施いたします。
- 個別に状態を評価し、必要であれば痛みが少なく行えるトレーニング方法を指導いたします。
- 手術後の身体状況を想定した動作指導を中心に実施いたします。
- 高齢(75歳以上)、入院してのリハビリ継続が必要と思われる場合は、リハビリ専門病院への転院をお勧めしています。
手術後
- 手術直後より下肢静脈血栓予防のためベッド上での足先の運動、機械を用いての下肢屈伸運動が開始となります。
- 翌日よりベッド上での座位を開始します。
- 2日目から車椅子、トイレ乗り移り、平行棒、歩行器での歩行練習が開始となります。
- 術後1週間までに歩行器歩行から杖歩行へ移行していきます。杖歩行開始に併せて階段昇降、床上動作、車乗降、屋外歩行などの動作練習を行っていきます。
- この時期は、無理な関節の動きに伴う脱臼・骨折の予防が重要であり、実際の動作を行いながら、動かしてよい範囲を体感していただきます。
- 問題となる点に関しては、福祉用具の導入、 家族の方への指導などを行うこともあります。
- 退院後に、ご希望に沿った生活が提供できるよう、動作練習はお風呂・車の乗降などさまざまな条件下で行います。
- 杖で屋外歩行ができ、公共機関を用いた通院が可能となることが退院基準となります。
退院後
- 原則的に手術後5ヶ月まで、外来リハビリを継続いたします。個別に設定した目標が達成されれば終了となります。