呼吸器センター・呼吸器内科

特徴

近年の医療の専門分化は著しく、京都桂病院においても2009年4月より3人のメンバー、入院病床数30で呼吸器内科を立ち上げ、2015年2月時点で常勤医スタッフ4名、後期研修医2名、入院病床54、非常勤医3名の体制で取り組んでいる。
呼吸器内科疾患は肺気腫・気管支喘息といった慢性呼吸器疾患、肺炎・肺結核・肺真菌症などの感染症、間質性肺炎などのびまん性肺疾患、肺癌などの悪性腫瘍、これらの諸疾患に伴う慢性あるいは急性の呼吸不全等々、非常に多岐に渡っている。現在のメンバーで、これらすべてに365日24時間100%の対応をすることは現実問題として困難があるが、呼吸器外科や他の診療科とも協力しあって、できる範囲内のことを行っていき、今までの3年間以上に桂病院にて呼吸器内科を発展させていく所存である。
我々のポリシーとして、「チーム呼内」の体制で日常診療を行っていくように科内でコミュニケーションを取り合うように努め、いわゆる独りよがり的な医療に陥らないように取り組んでいる。そのため、できる限り情報を共有化し、協調性を持って診療に当たっている。週末については現メンバー全員交替で当番制で当番を決めて対応している。
尚、当院は、日本呼吸器学会認定医制度認定施設、日本呼吸器内視鏡学会気管支鏡専門医認定施設に認定されている。

週間スケジュール

月曜日 午前 週末の入院患者・問題症例を中心とした回診
火曜日 午前 救急入院患者・問題症例を中心とした回診、気管支鏡検査
夕方 カンファレンス
水曜日 午前 救急入院患者・問題症例を中心とした回診
木曜日 午前 気管支鏡検査、入院患者総回診&ミニカンファレンス
金曜日 午前 救急入院患者・問題症例を中心とした回診
夕方 週末に向けたミニカンファレンス

土曜日

日曜日

当番制のオンコール体制

気管支鏡検査は2013年度で399件、月平均33.25件であった。

到達目標

日本内科学会内科認定医および総合内科専門医、日本呼吸器学会呼吸器専門医、日本呼吸器内視鏡学会気管支鏡の今後の取得を目指して、症例や検査、処置の経験を目標とする。
また、日本がん治療認定医機構がん治療認定医、日本アレルギー学会専門医、日本感染症学会感染症専門医などを目指した呼吸器系の症例経験も可能である。

カリキュラム

日本呼吸器学会の研修カリキュラムに則り、その内科的項目について研修を進めていく。
以下、その抜粋を示す。

総論 各論

Ⅰ.形態、機能、病態生理

Ⅱ.疫学

Ⅲ.主要症候と身体所見

Ⅳ.検査

  • 血液一般検査および生化学検査
  • 免疫学的検査
  • 腫瘍マーカー
  • 感染症の診断法
  • 痰採取法(誘発痰を含む)と
    細胞診(細胞分画を含む)
  • その他の遺伝子診断法
  • 胸部X線診断法:CT、MRIを含む
  • 核医学的診断法
  • 内視鏡検査および生検法
  • 胸腔穿刺術
  • 呼吸機能検査:動脈血ガス分析を含む
  • ポリソムノグラフィ

Ⅴ.治療

  • 薬物療法(吸入療法を含む)
  • 酸素療法(在宅療法を含む)
  • 人工呼吸、レスピレーター
    (在宅療法を含む)
  • NIPPV、CPAP(在宅療法を含む)
  • 胸腔ドレナージ
  • 内視鏡的気道吸引
  • 内視鏡的気管内異物除去
  • 呼吸リハビリテーション

Ⅰ.気道・肺疾患

  • 感染症および炎症性疾患
  • 慢性閉塞性肺疾患(COPD)
  • 気管支・細気管支の疾患
  • アレルギー性疾患
  • 特発性間質性肺炎(IIPs)
  • 急性呼吸窮迫症候群・急性肺損傷
  • 薬剤、化学物質、放射線による肺障害
  • 全身性疾患に伴う肺病変
  • 呼吸器新生物
  • 睡眠時無呼吸症候群
  • その他(比較的まれな肺疾患)

Ⅱ.呼吸不全

  • 急性呼吸不全
  • 慢性呼吸不全

Ⅲ.胸膜疾患

  • 胸膜炎
  • 膿胸
  • 胸膜中皮腫
  • 気胸