栄養部門

WKD in KATSURAレポート!

今日は3月14日♡世間的にはホワイトデーで盛り上がる日ですね。
ですが今年の3月14日はWorld Kideny Day(世界腎臓デー)でもあります!
(WKDは毎年3月の第2木曜日です)

今年も、当院腎臓内科部長 兼 かつらそらまめ軍団団長の宮田仁美先生に、院内スタッフ向けの講演をしていただきました!!
今年のテーマは「院内発症急性腎障害を防げ!」で、急性腎障害(AKI:Acute Kideny Disease)について勉強させていただきました。
当日は管理栄養士はもちろんのこと、病棟の看護師をはじめ、健診センター看護師、理学療法士、薬剤師などの多くのスタッフが参加してくれました。


京都桂病院の管理栄養士は、普段、外来に来られる患者さんの栄養相談をする時、腎疾患にフォーカスして栄養相談することが多いのですが、一般病棟や集中治療室などに入院される患者さんの中には、入院病名ではないけれど、ベースの腎機能が悪かったり、疾患のせいで急激に腎機能が悪くなっている方もいらっしゃいます。そのためにも、入院患者さんの栄養管理計画をたてる際には、腎機能がどのくらいかを確認する必要があります。

とくに集中治療室に入室される患者さんは様々な併存疾患をもっておられたり、それこそAKIの方も数多く入室されるので、今回の講演を聞いてとても勉強になりました。

私は今までAKIによる腎機能低下は一時的なものだと思っていたのですが、AKIからCKD(慢性腎臓病)を発症したり、AKI発症を契機にCKDの進行が早まるということを知りました。

AKI発症頻度と死亡率の関係や、地域による発症頻度の差など、さまざまなデータをお示しいただけたおかげで、視覚的にもとても分かりやすく勉強することができました。
私は管理栄養士ですが、AKIを引き起こす薬剤など、最低限の知識は身につけておきたいと思いました。

また、当日は当科の栄養科長から腎臓病患者さん用の宅配食の紹介もありました。
食事は、いいえ、食事だけでなく患者さんが困っていることはなんでも、医療スタッフ全員がお声がけして関係職種につなげ、腎臓病を持っていても、疾患を持っていない人と同じような生活ができるようにしていきたい。その中でも、食事で困っていることを持っている患者さんは多いので、医療スタッフ全員に知っておいてほしいと、宅配食を紹介していました。ご協力いただいた宅配食会社さん、ありがとうございました。


今回学んだことを、どんどん日々の臨床に活かしていきたいと思います。

管理栄養士 IN

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