繰り返し病棟急変シミュレーション
【投稿日】2020年8月13日(木)
あっという間に時は過ぎ去っていきます。
コロナ対策をして気付けば5か月も経過しました。
その間に多くの施設でコロナの感染対策、
院内検査が出来るようになってきました。
コロナ対策も通常診察時の接触飛沫感染対策と
エアロゾル発生手技の空気感染対策を使い分けながら
診療にあたることが出来るようになってきました。
ただ、コロナを疑う患者のNPPVや気管挿管対応が
緊急度によって課題が無いとは言い切れず、
当院でも日々感染対策を更新しています。
これだけ蔓延してしまっているにも関わらず、
政府は病床は確保できていると言い、
感染してしまえば未だ第2類感染症として、
入院あるいはホテル宿泊を強いられ、
軽症や無症状患者でもその対象になり、
医療に負荷を掛けてしまっています。
軽症、無症状は症状増悪時のみ
医療の対象として、入院対象ではなく自宅安静でいい時期に
至っているのではないか、と感じてしまいます。
撲滅する気が無いなら、経済だけでなく
医療政策も転換期にあると思います。
さて、今年はERだけではなく、救急科として病棟患者を受け持つことになり、
以前よりも症度の高い患者の対応がしやすくなりました。
その分病棟での急変リスクの高い患者も増えます。
そんな訳で定期的に病棟でもシミュレーショントレーニングです。
看護師さん達に急変時の初期対応を訓練してもらいます。
![](/user/news/566/j-oi85_v227i1uqspgzaa5_lq7w91g18.jpg)
前回に引き続きまずは心停止急変の初動10分を訓練してもらいます。
![](/user/news/566/rxf0k168tdjyczm6i7gmuqpfvl_x_a6h.jpg)
2グループに分かれて同様の症例を対応してもらいました。
深夜帯は人手も少なく、
無駄に広い(笑)桂病院は医師が直ぐに駆けつけられないこともあります。
その間に看護師が出来ることを考え、
チームコミュニケーションもちゃんと図りながら、
蘇生行為をしてもらわなければなりません。
当院では包括指示BLSプロトコルを設けていますので、
それに従って看護師がちゃんと動けるように
なってもらう必要があります。
前回よりも蘇生行為としてやるべきことや
役割分担、優先すべき対応について
明確になってきたと思います。
次からは心停止以外の
急変対応をやる予定です。
チーム全体でレベルアップするために、
色んな場面で引き続き
多職種でもシミュレーションを中心とした
学習会やカンファの場を設けていきます。
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是非見て下さい!
https://www.residentnavi.com/article/webseminar/19