1年ぶりの桂ICLS
第5波がかなり長く続いた分、
このつかの間のコロナ流行が落ち着いているのは、
本当に嬉しい限りです。
ワクチン接種の普及に加えて、
軽症の段階で使用するロナプリーブは
「治療」薬としての効き目はかなりある印象です。
安価な内服治療薬がうまく開発されることを願っています。
それでようやくインフルエンザと同じような扱いに
なっていく気がします。
その前に、今年の冬は昨年一昨年と異なり、
インフルエンザが再流行しそうな気がします。
ここ数年で一番ややこしい発熱の冬に
備えて準備する必要があります。
さて、第5波も大分ピークアウトし、
緊急事態宣言も解除され、
1年以上ぶりに当院でICLSコースを
行いました。
ICLSコースは院内外の急変時、
特に心停止患者の初期対応を学ぶ
シミュレーションコースです。
![](/user/news/607/0kzasdyw2qzzyiylwhx8rag-89hna1vq.jpg)
院内外の急変時の一次心肺蘇生BLS、
気道管理、除細動の技能を、
そして症例シミュレーションで
チーム連携による蘇生の技能を身に付けます。
身体を動かしながら、
色々な物に触れながら行う講習なので、
しっかりと徹底した感染対策を行い、
グループごとの実習の仕方も大幅に変更しました。
また、コロナ流行下で
BLS、気道管理、除細動の考え方が大幅に変わりました。
特に院外では傷病者が
COVID19感染の可能性がある前提で、
自分が感染しないことを
医療従事者は優先すべき、というコンセンサスです。
詳細は日本蘇生協議会の
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)流行期の蘇生トレーニングコース開催手引き、
も参考にして下さい。
![](/user/news/607/fb7iks1eto1__gibse8o0lwxowxy8jyl.jpg)
研修医も2年目はスタッフとして参加、
1年目は受講生として参加。
2年目は普段の学びの機会の多い
研修の経験もあって、皆教えるのも上手です。
![](/user/news/607/c9xr3dsx5azil5ghpy-papasm4_-qnca.jpg)
久しぶりの講習でしたが、
アンケートでは受講生の満足度も高く、
次回スタッフで参加したい、と
こたえてくれた方も多くいて、
開催者としても大変嬉しかったです!
緊急事態宣言が発令される度に
延期を繰り返してきたICLSコース。
次回に宣言が出ていなければ、
1月か2月開催を予定しています。
今回のコースは完全クローズの
スタッフ、受講生共に院内職員限定でした。
早く院外の皆さんも参加できる
日が来ることを切に願っております。
![](/user/news/607/x45ubuclfh1u46ii2ap_ozt5fzjdwify.jpg)
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