病院災害訓練2021
第4波、第5波に次いでオミクロン変異株が
どこまで第6波に影響を及ぼすか。
mRNAワクチンは2回目接種から
6~8カ月経過している場合の
3回目接種は多くの変異株にも有効と
報告されています。
感染性はかなりあるものの、重症化しにくい、
という報道もありますが、
感染者数が増えれば、必然的に重症患者の絶対数も増えます。
引き続き接触感染対策、ワクチン予防接種で
これ以上の経済制限をしなくてよい体制を
皆で協力して目指しましょう。
毎年12月に病院全体災害訓練を行っています。
Tは例年ER+外来部門の
トリアージブース、赤黄緑救護所の設置、
模擬患者対応の動線、各部署・本部との
情報連携に関する統括責任者をしていますが、
昨年はコロナ禍の影響で、
模擬患者は全て紙媒体という
臨場感に乏しい寂しいものになってしまっていました。
今年は数名キーになる模擬患者を
職員にお願いして、実際に演じてもらい、
残りは紙媒体でトリアージタグの記載や
患者受け入れ把握の訓練としました。
![](/user/news/648/9_c-90koe0f52a_keqvhyyexxx9ywmo8.jpg)
まずは災害モードのスイッチを入れて、
災害対策本部を立ち上げ。
いかに赤(重症)の傷病者を抽出し、
緊急度の優先順位を決め、
救護所で蘇生処置を行い、
手術、ICUに移送できるか。
![](/user/news/648/-4no3w8beq6c2pfymho6gyq_qic75l_x.jpg)
黄色患者にクラッシュ症候群の患者を
紛れ込ませ、いかに早く診断して、
不整脈を起こさないように対応出来るか。
緑で歩行何とか可能な
腹腔内出血のショック患者がいることを
いかに早く気が付いて、赤に移動させて対応出来るか。
![](/user/news/648/t78zcm-0x7vbm4pcm4owrzz7g2xrrf0l.jpg)
等々のネタを散りばめながら行いました。
幸い情報連携は昨年までと比較して
かなり円滑にいくようになり、
混乱も最小限でした。
2年連続で参加してもらっている
研修医達にもやはり紙媒体より
実際に診療できた今年の方が
やり甲斐を含めて好評でした。
![](/user/news/648/rfaqpp7aebzky03lagpv2dfbnsaz9u8m.jpg)
課題は毎年ありますが、
少しずつレベルアップしています。
研修医も看護師も
単なる訓練として終えるのではなく、
本当に起きた時に現実的に対応できる
内容なのかを真剣に考えながら
やってくれており、心強く感じました。
来年度は新棟で出来るかな!?
またガラッと内容を変えて
いざ、という時に備えて
地域の拠点病院として
災害訓練を行いたいと思います!
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