診療科一覧

耳鼻咽喉科

耳鼻咽喉科では鎖骨から上の脳・眼球・脊椎を除く疾患を広く扱っています。聞こえ、コミュニケーション、嚥下といった日常生活と非常に関わりがある領域ですので、機能を第一に考えた診療と手術を心がけています。常勤医4名、非常勤医1名の計5名(3名が耳鼻咽喉科専門医且つ専門研修指導医)で診療にあたります。耳科、鼻科、頭頚部腫瘍(甲状腺含む)、音声・嚥下の疾患を広くカバーして定型手術から先進的な治療にも対応致します。
地域に根差した丁寧な診療を心がけ、西京・乙訓・亀岡地域をはじめ近隣病院・医院とも連携し、地域医療の充実に努めて参ります。

※耳鼻咽喉科から手術を受けられる方へ
短期滞在型手術もお受け頂けます。詳しくは下の「耳鼻咽喉科の短期滞在型手術について」の項目をご参照ください。

<診療科の特色>

●耳科手術・鼻科手術・頸部手術には医療支援機器を使用して安全・確実な治療を提供します。
●慢性中耳炎や真珠腫性中耳炎に対する鼓室形成術・鼓膜形成術に注力しています。また外来通院での鼓膜穿孔閉鎖術を受けていただけます。
●好酸球性副鼻腔炎・アレルギー性鼻炎難治例に対し、科横断的に診断・治療を行います。
●頭頚部腫瘍全般を取り扱います。低侵襲・審美面・機能の温存に配慮しています。

<診療内容>

対象症例 具体的傷病名
耳疾患 難聴、耳鳴症、慢性中耳炎、真珠腫性中耳炎、滲出性中耳炎、耳硬化症、突発性難聴、末梢性顔面神経麻痺、末梢性めまい(メニエル病、良性発作性頭位めまいなど)など
鼻副鼻腔疾患 慢性副鼻腔炎、好酸球性副鼻腔炎、アレルギー性鼻炎、肥厚性鼻炎、鼻中隔彎曲症など
口腔咽頭疾患 慢性扁桃炎、扁桃肥大、アデノイド肥大、唾石症、唾液腺炎、声帯ポリープ、ポリープ様声帯、反回神経麻痺、咽喉頭胃酸逆流症、嚥下障害など
頭頸部腫瘍 甲状腺、唾液腺(耳下腺など)、喉頭、咽頭、口腔(舌など)、耳、鼻・副鼻腔、その他の頸部に生じる悪性・甲状腺、唾液腺(耳下腺など)、喉頭、咽頭、口腔(舌など)、耳、鼻・副鼻腔、その他の頸部に生じる悪性・良性の腫瘍の腫瘍

<診療内容>

    ●耳科領域
    慢性中耳炎・真珠腫性中耳炎に対して鼓室形成術を、耳硬化症に対しアブミ骨手術を行っています。神経伝導刺激装置(NIMレスポンス)を用いて安全性に配慮しています。最近では、2.7mmの細径の内視鏡下に手術を行う内視鏡下耳手術(TEES)も適応を選んで行うようにしています。炎症の無い鼓膜穿孔をお持ちの方へは、リティンパ®を用いた外来通院での鼓膜穿孔閉鎖術を受けて頂くことも可能です。
    突発性難聴・顔面神経麻痺はステロイドの治療を軸として、高度な難聴・麻痺の場合や基礎疾患を有する場合に入院加療でのステロイド治療を行っています。加えて高度な顔面神経麻痺の方には顔面神経減荷術にも対応しています。

    ●鼻副鼻腔領域
    慢性副鼻腔炎・好酸球性副鼻腔炎や歯性上顎洞炎・副鼻腔真菌症に対して内視鏡下鼻副鼻腔手術(ESS)を行っており、再手術の方や深部の手術を含め、概ね全例にナビゲーションステムを併用して安全性に配慮しています。鼻閉でお困りの方に対しては、鼻中隔矯正術、粘膜下下鼻甲介骨切除術も行っています。毎週水曜日午後に「アレルギー・副鼻腔」外来を設置し、アレルギー性鼻炎難治例、好酸球性副鼻腔炎など難治性疾患も対象とし、呼吸器内科や小児科と連携して対応いたします。舌下免疫療法も行っています。

●口腔・咽頭領域
口蓋扁桃摘出術やアデノイド切除術のほか、いびき・睡眠時無呼吸症候群の改善手術(軟口蓋形成手術)を施行しています。睡眠時無呼吸は他科と連携して検査・診断を行っています。

    ●頭頚部腫瘍
    頭頚部領域全般の良性・悪性腫瘍を取り扱います。鼻・副鼻腔がん、口腔がん(舌がんなど)、咽頭がん、喉頭がん、唾液腺腫瘍、甲状腺がんなどに対し、CT・MRI・頸部エコー・PET-CT(PET-CTは他院で撮像)と生検・穿刺吸引細胞診を疾患に応じて行っています。手術、放射線治療、抗がん剤、分子標的薬などの治療法を症例に応じて適応していきます。外来化学療法室にて通院での抗がん剤や分子標的薬治療を受けて頂くことも可能です。
    甲状腺腫瘍は小切開で行い、耳下腺腫瘍には耳介後方アプローチを用いるなど、なるべく傷を小さく・目立たなくするように審美面に配慮しております。また、咽頭表在癌に対する経口腔的咽喉頭手術(ELPS)を消化器内科と協同して行うなど低侵襲手術も取り入れています。
    ●喉頭・嚥下領域
    音声障害に対しては、通常の軟性ファイバーを用いた喉頭内視鏡検査に加え、喉頭ストロボスコピーを行い診断しています。声帯ポリープ・ポリープ様声帯などにはラリンゴマイクロ手術(直達鏡下手術)、声帯麻痺に対しては甲状軟骨形成術をはじめとした喉頭形成術を行って嗄声の回復を図ります。声帯結節や機能性発声障害には言語聴覚士による音声訓練を行います。嚥下障害の方には内視鏡での評価や透視検査を行いまして、必要に応じて嚥下改善手術、喉頭全摘、声門閉鎖術などの気道食道分離術といった誤嚥防止術にも対応しております。

 
<耳鼻咽喉科の短期滞在型手術について>
お仕事やご家庭の事情で短期の入院をご希望の方が多いこと、またご高齢の方も早めに退院して日常生活に復帰してもらえるよう、ご希望の方には耳鼻咽喉科では下記の手術で短期入院をして頂くことができます。喉頭形成術など一部の手術では局所麻酔下に手術を行いますが、手術時の苦痛が少なくなるように多くの方には全身麻酔で手術を受けて頂いているため、最短でも術後1泊して頂いています。糖尿病や不整脈など基礎疾患をお持ちである、もしくは抗凝固薬を服用されている方も対応します。手術内容や日程に関してなど、詳しくは外来担当医にお尋ねください。

短期滞在型手術 主な手術と退院まで目標日数

手術内容 退院まで日数(術後)
鼓膜チューブ留置術(小児) 翌日
鼓膜形成術・鼓室形成術 翌日
鼻中隔矯正術・粘膜下下鼻甲介骨切除術 翌日
内視鏡下鼻副鼻腔手術(ESS) 翌日
喉頭微細手術(声帯ポリープなど) 翌日
音声改善手術(喉頭形成術) 翌日
甲状腺・耳下腺手術 約2-3日

<教育認定・学会等認定施設>

日本耳鼻咽喉科学会
専門医研修施設
日本気管食道科学会
気管食道科専門医研修施設(咽喉系)

<スタッフ紹介>

医師名 役職 担当・専門分野 資格など
村井 紀彦 部長

神経耳科学(めまい・難聴)
耳鼻咽喉科全般

日本耳鼻咽喉科学会 専門医
日本めまい平衡医学会専門会員・めまい相談医
日本頭頸部外科学会 頭頸部がん専門医・頭頚部がん暫定指導医
日本気管食道科学会 気管食道科専門医
日本がん治療認定医機構 がん治療認定医
日本耳鼻咽喉科学会 耳鼻咽喉科専門研修指導医
臨床研修指導医養成講習会 臨床研修指導医
厚生労働省認定緩和ケア研修会修了
京大医学博士

樋渡  直 副部長 中耳手術
アレルギー・鼻副鼻腔手術
頭頚部がん・音声外科

日本耳鼻咽喉科学会 専門医
日本アレルギー学会 専門医
日本頭頸部外科学会 頭頸部がん専門医
日本がん治療認定医機構 がん治療認定医
日本耳鼻咽喉科学会 耳鼻咽喉科専門研修指導医
臨床研修指導医養成講習会 臨床研修指導医
厚生労働省認定緩和ケア研修会修了
日本嚥下医学会 嚥下機能評価研修会修了
補聴器相談医
京大医学博士

竹内 万理恵
    医員
鼻副鼻腔手術
耳鼻咽喉科全般
厚生労働省認定緩和ケア研修会修了
野々村 万智
    医員
    耳鼻咽喉科全般
厚生労働省認定緩和ケア研修会修了
髙橋 由佳 非常勤
    耳鼻咽喉科全般
日本耳鼻咽喉科学会 専門医
日本気管食道科学会 専門医
日本耳鼻咽喉科学会 耳鼻咽喉科専門研修指導医
厚生労働省認定緩和ケア研修会修了

症例

●年間手術件数(2019年)

耳科手術 54
副鼻腔手術 28
鼻腔手術 12
扁桃手術 70
咽頭口腔良性疾患手術 8
咽頭口腔悪性腫瘍手術 5
喉頭微細手術・喉頭形成術 8
喉頭悪性腫瘍手術 2
唾液腺良性腫瘍摘出術 11
唾液腺悪性腫瘍摘出術 2
頸部郭清術(単独で行ったもの) 3
甲状腺良性病変手術 15
バセドウ病手術 1
甲状腺悪性腫瘍手術 13
その他の頸部・唾液腺手術 36
異物摘出術 15
気管切開術(単独で行ったもの) 7

外来診察担当表

初診 京大医師 竹内

(第2週 高橋)

野々村

(第3週 高橋)

京大医師 樋渡
再診 高橋 野々村 樋渡

(午後アレルギー副鼻腔外来)

担当医

(午後補聴器外来)

竹内
アクセスマップ
京都桂病院

〒615-8256 京都市西京区山田平尾町17番

電話番号:075-391-5811(代表)

アクセス お問い合わせ