脳神経内科

診療科の特色

神経系疾患には、脳血管障害から神経難病と言われる変性性疾患まで多彩な疾患があります。認知症、髄膜炎・脳炎などの感染性疾患、神経免疫疾患、てんかん性疾患、脊髄性疾患、末梢神経・筋肉系疾患など多岐にわたります。また日常的には、頭痛、めまい、しびれ、顔面領域の麻痺やけいれん、痛みなど多様な訴えで始まる疾患も対象です。

パーキンソン病では薬物治療をはじめ、さまざまな治療法が開発されてきています。それらの治療手段を用いて、社会生活・日常生活を維持し、できるだけ長期にわたって良好な状態を維持していただける治療を目指しています。

神経免疫疾患では急性増悪期のパルス療法・免疫グロブリン療法および慢性期での再発予防療法などとともに、重症筋無力症では呼吸器外科と協力して胸腺摘出術を行なっており、また透析室とも協力して血漿交換療法なども行なえるようにしていきたいと考えております。

眼瞼痙攣、 顔面痙攣、痙性斜頸などは従来は安定剤治療、外科治療、リハビリテーション治療などしかなく、充分満足のいく効果が得られない場合も多かったものですが、ボトックス(ボツリヌストキシン)注射により症状を改善させることができます。当院でもこのボトックス治療を行なうことが出来るようになりました。

また、平成26年の4月から脳卒中専門医二人が着任、平成27年4月から後期研修医一人が加わり、脳卒中急性期の対応を開始いたしております。平成29年4月より脳神経外科グループが着任され、超急性期線溶療法(tPA治療)のみならず、血管内治療による急性期再開通療法が可能となりました。tPA治療適応ならない場合でも、MRI/MRA、頸動脈・心エコー、経食道心エコーなどを駆使して個々の病態を明確にするよう努め、抗血小板薬、抗凝固薬、抗トロンビン薬、抗酸化薬、スタチン、などを複数組み合わせたカクテル療法・強化抗血小板療法などにより、少しでも後遺症を残さないよう治療を工夫しています。また早期リハビリを心掛け、病態の許す限り積極的リハビリを行っています。急性期を脱すれば再発予防が重要で、血圧管理をはじめとする危険因子の管理、抗血栓療法などを個々人に応じた処方をきめ細かく行ってゆきます。24時間血圧モニターなども用いて、高血圧の質的診断も行っています。脳梗塞発症後、脳梗塞再発だけでなく脳出血がおこったり、認知症が進行したりすることもまれではなく、リハビリとともに厳密な管理が必要です。超高齢社会を迎えて、生活の質を維持出来るよう包括的治療を目指しています。

診療内容

  • 脳血管障害
  • 錐体外路疾患
  • 脊髄小脳変性症
  • 神経免疫疾患
  • 痴呆症
  • 頭痛
  • その他・・・眩暈、髄膜炎、脳炎、末梢神経障害、 筋炎、不随意運動症、癲癇等の発作性疾患、 眼瞼痙攣、片側顔面痙攣、痙性斜頸など

教育認定・学会等認定施設

日本神経学会
准教育施設

スタッフ

医師名 役職 担当・専門分野 資格など
山本 康正
  • 顧問
  • 脳血管センター長
  • 脳血管障害
  • 脳卒中学会専門医
  • 神経学会専門医・指導医
山﨑 俊三
  • 部長
  • 錐体外路疾患など神経変性疾患
  • 神経学会専門医
  • 内科学会認定医
冨井 康宏
  • 副部長
  • 脳血管障害
  • 脳卒中学会専門医
  • 神経学会専門医
  • 総合内科専門医
  • リハビリテーション医学会臨床認定医
  • 脳神経超音波検査士
戸田 真太郎
  • 後期研修医
  • 臨床神経学
  • 内科学会認定医

症例

昨年間新入院患者は300人と一昨年より倍増し、地域の先生方からの紹介も増加傾向を辿っています。入院患者さんは脳血管障害で、パーキンソン病、脊髄、末梢神経、筋肉系の疾患など多岐にわたっています。

医療設備

●MRI ●SPECT ●筋電図計
●MRA ●頚部エコー ●誘発電位計
●ヘリカルCT ●脳波計 ●血管造影装置