卵巣がん

卵巣がんに対する他臓器合併切除について

 卵巣がんでは、一次的腫瘍減量手術(PDS)において肉眼的腫瘍残存の無い状態(R0)を達成する手術(complete surgery)が治療成績の改善につながる事が知られています。しかしながら、進行卵巣がんでは、腹腔内の他臓器(腸管、膀胱、尿管、横隔膜など)に転移を認め、それらの臓器を合併切除しなければR0を達成する事は困難となる方が多くおられます。そのため、当院では、消化管外科、肝胆膵外科、泌尿器科と合同手術を行う事で他臓器合併切除術を行なっております。また、手術中だけではなく、術後においてもそれぞれの診療科と協力しながら診療を行なっており、安心して手術を受けていただける体制を構築しています。

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